プロフィール
旅とハイキングと手作りを歓びとするネイチャーウォーカー。カナダで雄大なロッキーの風景に出会い、自然の心地よさに目覚めてからというもの、国内外へハイキング逃亡を繰り返す。今年も合い言葉は『目指せロッキー!』
※写真など禁無断転載です カテゴリ
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2009年 09月 06日
文明社会に反発し、理想の生き方を必死に探し求める青年の葛藤と純粋さ、そして若さゆえの危うさを、ショーン・ペンが見事に描ききった秀作。最近ではいちばん感動したかも!?
主人公は、大学卒業と同時に、誰にも告げず、ひとり放浪の旅に出た青年クリス。さまざまな出会いを重ねながら、彼はアラスカの荒野を目指して行く。だがそれは、単なる旅ではなく、究極の自由と極限の生き方を求め、精神の革命を成し遂げるための命をかけた旅だった。 そして人間の姿など皆無の荒野でクリスはたった一人、狩猟と採取を糧に生きようと奮闘する。 が、大自然は青年の手に負えるほど甘いものではない・・・。やがて飢えと病に倒れ、彼は瀕死の状態に陥いってしまう。 じりじりと死が迫る究極の精神状態のなかで、彼が得た啓示…それは「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時である」ということ。 この言葉はそれだけを見ると、陳腐な自己啓発本みたいで、ちょっと こっぱずかしい。ところが、彼が死の直前にこの言葉を必至で書き残そうとするシーンは、懸命に生きようとする者だけが放つ猟奇的なまでの迫力に満ち、この言葉も見る者の心に強烈に刻まれることになるのだ。 このくらい真剣に生きることができたなら、たとえ若死にしても満足だろうな~ いやぁ~、久々に心震える作品をみた! という感じ。 しかもこれ、実話だそうです。
by rockey-tommy
| 2009-09-06 22:55
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