プロフィール
旅とハイキングと手作りを歓びとするネイチャーウォーカー。カナダで雄大なロッキーの風景に出会い、自然の心地よさに目覚めてからというもの、国内外へハイキング逃亡を繰り返す。今年も合い言葉は『目指せロッキー!』
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2010年 06月 16日
大都市なのに ほどよくチカラが抜けたイイ町だよな〜 台北って。 そして今回、この町の更なる魅力を発見しました! それは町の中心からMRT(電車)でたったの30分の郊外に ゆらゆらと湯煙をあげておりました・・・ じゃじゃ〜ん♪ それこそが北投温泉です! なんとここの湯は、PH1.2、 強酸性のラジウム温泉で 秋田の玉川温泉に匹敵する名湯なんですよ。 日本統治時代の1896年、日本人により温泉旅館の第一号が開業されたのを機に 公共浴場や旅館なども作られ温泉地として知られるようになったそうな。 ←こちらは90度の湯が 止め処なく湧き出す地熱谷。 高温の蒸気で あたり一面真っ白。 そして町を流れる川をよ〜くみれば→ 湯気が上がってるじゃありませんか! 足湯(川遊び?!)を楽しむ 家族連れの姿も見られましたよ。 さて。ひと息ついたらお待ちかね。 温泉めぐりの開始です。 まずは手始めに、観光客がこぞって訪れる 「親水公園露天温泉浴池」へ。 混浴なのでみんな水着で入ります。 段々になった湯船が5つあり、 上段ほど源泉に近く、最上段はあっちっちっ・・・ 上から2段目あたりが丁度いい湯加減かと。 ま、この湯は早々に切り上げまして 次に向かったのは 今回の温泉ホッピングのメイン、 地元の人が今も通う温泉銭湯、「瀧乃湯」です。 築100余年の建物は、黒瓦に白壁と趣満点! 入るとすぐ正面に番台があり 御年70は越えているおばあちゃんと、その息子さんが番台で迎えてくれます。 この記事トップの写真がそれ。 これぞまさに 古きよき頃の 日本の銭湯という感じです! おばあちゃんは日本語がぺらぺらで 「昭和天皇が17歳の時、この湯に入られたのよ」 と教えて下さいました。 90元(270円)を払って中に入ると 女風呂には更衣室はなく、いきなり湯場! 12〜13畳ほどのスペースに 洗場と湯船、 そして壁付けのロッカーを供えた質素なつくりです。 床はタイルでなくレンガっぽい感じ。 すでに極楽気分の先客が6人ほどが湯船や湯場で脱力中でした! 「◎△×@?*○&〜〜〜♪♪」 洗い場の真ん中に陣取っていた 三段腹のトド(失礼!)おばちゃんが 気持ちよさそ〜に歌い始めましたよ〜♪ と、今度は隣の方が仁王立ちになり 腕をぶんぶん振り回したかと思へば、前屈、屈伸、開脚!と体操開始。 またある方は、腰に手をあて、持参のお茶をゴクゴクゴク。 あ、更に先ほどのトドおばちゃんは 顔や体に 何やら大根おろし?みたいなモノを塗り始めたぞっ。 「これ塗ると、お肌しっとりよ〜」 意外にも流暢な英語を話すトドおばちゃんでありました(笑)。 で、私が観光客だと知ると 他の皆さんに中国語で私を紹介してくれたので 「にーはお」 とご挨拶。 初対面でいきなり、ハダカのお付き合いとは、これまたディープですな(笑)。 聞けばこの方、台北で貿易関連の仕事をしており 週に2度ほどここを訪れては、3時間ほどかけて ゆっくり湯に浸かるのが楽しみなのだとか。 「リンゴたべる?」「お茶のむ?」と 飲み食いの準備も万端。 和気あいあい な雰囲気です♪ 日本の銭湯も 昔はこんな感じだったんだろうな〜 帰り際、番台のおばあちゃんが 「また来て下さいね」 とレモンジュースをご馳走してくれました。 ありがとー! ちなみに、あの老舗温泉旅館の加賀屋さんが この北投温泉に進出するとの噂も。 しばらくは台湾の温泉から目が離せませんね。
by rockey-tommy
| 2010-06-16 11:44
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